壺展

 

ただ今、ギャラリールンパルンパにて壺の展示中です。

今回初壺絵付けをしました。

 

今回の作品は古代ギリシャの埋葬時に死者にささげるオリーブオイルを入れるために

使われるレキートスという壺を脱構築しました。

このレキートスは他の壺と違い、唯一用途がこれだけに限定されていて、

芸術的な発展を遂げた壺です。

描かれる内容も、埋葬された人の生きていた時の様子や、

当時の死生観が表現されています。

 

時代が経過していっても生と死は普遍的な、初歩的な人類のテーマです。

古代ギリシャというと、まったく日本から関係のない国のように思われますが、

明治維新、また戦後私たちが思考する際にベースになっているのは

孔子やブッダではなく、西洋世界のそれなのです。

そして、古代ギリシャは西洋世界が根本としている文明、思考であり、

いわば私たちの内面のベースはそちらなのです。

 

私たちは今、明治以前の日本人が浮世絵を見るような眼は持っていません。

100年ほどの刷り込み教育によって

浮世絵発見時に外国人が見て異国情緒を感じた眼に限りなく近づいています。

西洋諸国の話をするなんて、使い古されている表現で今更感がありますが

そう感じるほど、思考が同化している証拠なのでは?

と感じます。

 

 

いかんせん論じられつくした事柄ばかりですが、

その件についてのアプローチはそれぞれ違います。

自分で今回初めての試みなので、あわせて絵付け、陶芸、人生など、

根本を再度認識するためにも

 

これを脱構築し

遺跡の再発掘を行いました。