たまに東京に行くが、
地方と違い、東京は町ごとにまったく違う色になっている。
一駅違うと店の雰囲気、人のファッションもがらりと違う。
住んでいる人間のパターンもわかれているように思う。
町田康の短編「本音街」とはそうした特色をまさにあらわしているように思える。
そのなかからヒントを得た妄想世界ですね。
内容は
電車にのって久しぶりに本音街に行くという話。
そこはひとたび降りると本音ではなさなければならん場所で、
物凄い美女も、エレベータを出る際、すれ違いざま見惚れている主人公に
「今おならしたばっかりなのでくさいですよ」
と恥じることなく真顔で言ってくれる街。
社会に出たての時は人間の本音と建て前に右往左往させられて、
自分がどれだけ大草原に放たれていたのか痛感しましたが、
年々本音で話すことのできる人の大切さがわかってきました。
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むらつ (金曜日, 18 1月 2013 12:39)
むらつです。その本、気になります。
カルボナーラ大好きです。誘ってください、私でよろしければ。。